因果性
ヘーゲル(本質論理学、現実性のカテゴリー)
因果性は実体の活動である。原因は作用を引き起こす。ヘーゲルは三つの段階を展開する。(1)形式的因果性——抽象的な関係A→B、(第2章)有限的因果性——原因は作用へと移行し、部分的に消滅する(マッチが蝋燭に火をつける)、(3)無限的因果性——原因はその作用において自らを保持する(太陽が地球を暖める)。作用は受動的ではなく、原因に反応する(反作用)。これは相互作用へと導く。ヒュームの因果性懐疑へのヘーゲルの答え:因果性は単なる習慣ではなく、現実性そのものの媒介構造である。
由来
アリストテレス:四原因(causa materialis、formalis、efficiens、finalis)。ヒューム:因果性は習慣的期待にすぎない。カント:悟性カテゴリーとしての因果性。ヘーゲル:自らを媒介する現実性の客観的構造としての因果性。
ヘーゲルでは
Enz. §153-154; WdL 第2巻、現実性